毎年話題の「The Henley Passport Index」というランキング。
先日、イギリスのコンサルティング会社Henley&Partnersが、「世界で強いパスポート」の最新版を発表しました。

 
日本はビザなしで訪問できる国・地域が227カ国・地域のうち194で1位！
20223年夏の発表では、それまで5年間にわたりトップを維持してきた日本が3位に後退しましたが、見事「最強」の座に返り咲きました。

今期は昨年に続いて2年連続で首位をキープしたシンガポールの他、フランス、ドイツ、イタリア、スペインが加わり計6カ国が同率で1位を獲得。
同社の発表によると、6カ国が首位の座を分け合う結果になったのは初めてだそうです。

 
同社の会長であるDr. Christian H. Kaelinは、“ここ数年の一般的な傾向として、渡航の自由度は高まっているものの、ビザなし渡航先ランキングの両端で格差はかつてないほど広がっている”と指摘。
2006年の58カ国から2024年には111カ国へとほぼ倍増した反面、ランキング首位の国々の国民は、最下位のアフガニスタンより166カ国も多くビザなしで渡航できることが明らかになったと述べています。

 
日本のパスポートを所持していると、“海外旅行は簡単なもの”とつい勘違いしてしまいがちですが、実際には違います。
これまで積み上げてきた日本という国と旅行者の実績の賜物と言えるでしょう。

今まで以上に「世界最強のパスポート」のありがたみを感じつつ、新たな場所へ飛び出してみてはいかがでしょうか。

［出典］The Henley Passport Index｜Henley & Partners
［参考］これが2024年の世界最強（と最弱）のパスポート｜Henley & Partners