【アジア諸国の旧正月】プレクリアランスで入国がもっとスマートに!
ここ数日、都内では外国人、特にアジア圏の方を見かける機会が増えたように思います。
みなさまご存知の通り、現在アジアの国々では旧正月を迎えています。
「旧正月」は日本特有の呼び方であり、アジア各国において、
中国では「春節」
韓国では「설날/ソルラル」
ベトナムでは「Tết/テト」
といったそれぞれの呼び名があります。
中国では景気低迷や消費の減速が顕在化していますが、年末年始の休みを2月9日から17日までの9連休とする企業が多く、SNSでは「史上最長の春節休暇」がトレンドワードになっています。
中国政府の発表によると、春節の連休を含む2024年1月26日〜3月5日の40日間には、過去最高となる約90億人が地域を跨いで移動すると予測されています。
なかでも航空機を利用する人は8,000万人を超え、2019年比では9.8%増、2023年比では44.9%増で、過去最高を記録すると予想。
春節期間中は国際線の運航便数を増やすとしており、1日平均航空便数は2019年とほぼ同じ水準となる1万6,500便に達すると見られています。
連日のニュースからも、観光地が外国人観光客で賑わっている様子を窺い知ることができます。
嬉しい悲鳴が方々から聞こえる一方で、対応に苦慮すると考えられるのは、やはりお迎えの最前線である空港ではないでしょうか。
そのような中、台湾では春節の休暇開始に合わせ、訪日外国人の入国審査の一部を出発地の空港で行う「プレクリアランス(事前審査)」が台北近郊の桃園国際空港で実施されました。
日本到着後の入国審査は長い待ち時間を強いられることもあるため、余裕のある搭乗前に実施することで日本での滞在を最大限楽しんでもらうことが狙いと言えます。
台湾での「プレクリアランス」の本格実施は2009年以来で、今回は今月1日から1カ月間、函館や仙台、高松など地方10空港に向かう便の旅客を対象に行われます。
手続きは通常数分間で済み、到着後に最終確認して入国許可が出ます。
利用は任意ですが、対象客の約9割が利用しているそうです。
日本政府観光局(JNTO)によると、国・地域別の訪日外国人数(23年推計値)で台湾は約420万人と韓国に次ぐ2位。
利便性を高め、さらに訪日客を呼び込む期待もあると言えそうです。
訪日の外国人観光客にとってだけではなく、お迎えする私たち日本側にとっても、気持ちの良い滞在になることを願うばかりです。
[参考]
東洋経済ONLINE:https://toyokeizai.net/articles/-/733431
REUTERS:https://jp.reuters.com/world/china/4H72MX6FSRNP5KYNFAU6TSTPTQ-2024-01-26/
毎日新聞デジタル:https://mainichi.jp/articles/20240207/k00/00m/030/256000c
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